放送大学、科目別雑感
認知心理学(テレビ)
はじめにハマった科目です。昔から人間の仕組み(というか脳とか行動とか)好きだったのもあり、中央大学や資格試験の勉強に絡んで「勉強や記憶」に関わる仕組みに関心があったので、
見事にツボにはまりましたね。また、高野 陽太郎先生の解説もイイ感じで非常に面白く楽しめた。
具体的には「日常生活から生じる疑問を最初に提示し,後でそれに対する理論的・実証的説明する」というもので、視知覚・注意・記憶・知識・言語・脳などについて取り組まれます。
印象に残っているのは「道を尋ねている間に人が入れ替わっても、一生懸命説明してる相手は気付かない」や「バスケのパスを夢中に数えてると異常事態が発生しても(ゴリラが登場)
まったく気付かない」という実験があった「注意」や、学習に役立つ記憶の仕組みの回ですね。特に記憶については後に履修した中央大学の心理学の科目で役立ちました。
満足度★★★★★ オススメ度★★★★★
心理学入門(テレビ)
本当に入門な内容ですが、結構深いところまでやるので正直な話、この視聴と参考書1、2冊程度で中大のレポートが書けます。おそらく科目履修試験もいけるでしょう。ほぼ全部の回に
星 薫先生が講義されていて、やさしくおっとりした口調でわかりやすく解説してくださいます。毎回VTRを実際に流して解説もしてもらえるので、心理学のような臨床が大切な科目は是非、映像で
学ぶのがオススメでしょう。とにかく視聴して良かったです。
満足度★★★★★ オススメ度★★★★★
日本国憲法(テレビ)
中大としては単位取得済みだし(しかも本校でスクーリング受講)、資格試験でも勉強しまくって、ほぼ満点取れる科目なんですが、やはり奥が深い憲法はナンボでも勉強しなあきません。
しかも、京大の先生ときたもんだから、ありがたい。内容としては結構基本的な内容で、45分が15回では全然深いところまでできないみたいですね。ただ、地方自治のあたりが結構熱かったです。
実は放送大学は「地方自治」に関するものは他の科目もわりかし、熱が入ってるんです。地方自治や行政法に関心の強い僕としては相性がイイ!
ただ、当初の目的として憲法の科目はすこし、残念でした。かつてあの芦辺信喜先生が放送大学で開講されており、それが今の芦辺憲法の本になっているという逸話を考えればややしょんぼりですね。
満足度★★★☆☆ オススメ度★★★☆☆
著作権法概論(ラジオ)
そもそも、僕が法律を学習し始めた理由が「著作権」だったわけですが、中大は著作権に特化した科目がなく(知的財産権はある←含まれてるのかな?)。知財もまだ履修できなくて
悲しかったのですが、放送大学にあるじゃないですか!著作権!
早速、テキストを購入し(ラジオなので)テキストとともに聞いてました。内容としては「大満足!」。でも、テキストの内容を読んでるだけなんですね・・・。たまに注釈は入るものの、ほぼ教科書通り。
まあ、いいさ!ただ本を読むのと本人の抑揚で解説してもらえるのだけで、大分感じが違いますしね!!それに、普段歩きながらとか聴いてます。早聴きで(^^)
満足度★★★★★ オススメ度★★★★☆
行政法と市民(ラジオ)
これまた、僕の関心の強い科目なので、ラッキーでした。内容としては著作権と同じくテキストと同じ・・・。ふむう、ラジオは全部そうなのか!と思った科目です。内容も憲法同様で時間が足りないのか
あまり、深入りできてませんし、解説もやや物足らず(ただ、一般教養としての行政法なので仕方ないですが)。こちらも地方自治の解説は力はいってました。あと、行政書士試験でも触れないような
マニアックな判例がいくつかあったのは良かったです。さらに情報公開法や個人情報保護にも言及してるあたりはさすがでした。まあ、法システムVの方が深くやってくれてますが・・・
満足度★★★☆☆ オススメ度★★★★☆
日本政治思想史(ラジオ)
科目名の意味があまりわからず、とりあえず行政書士試験の一般教養対策として聴いてましたが、全然予想と違う内容で驚きました。いわゆる政治学のようなものでも、時事的なものでもなく、
なんとホントに思想史なのです。どちらかと言えば「日本法制史」が一番近いかな(でもちょっと違う)。中大の日本法制史をやる前に聴いてたので、少し役立ちました。
なにより「韓非子」や「儒教」という日本の思想の本当に根源にまで立ち入っているのに感動しました。中国思想が基本の僕には最高の科目。一般の方には意味不明の科目でしょう。尚、
あとから慌ててテキストをゲット。その分厚さにビックリしました(放送では読みきれないほどの原文の引用なんです・・)。
満足度★★★★☆ オススメ度★★☆☆☆